Gemini 3.5 Flash 使い方|2026年の最新情報

Gemini 3.5 Flash 使い方【2026年最新】のアイキャッチ
📅 公開日: 2026年7月6日🔄 最終更新: 2026年10月1日

「Gemini 3.5 Flashの使い方を知りたい。でも、もう最新ではないと聞いた」

そう感じている方に向けて、この記事ではGemini 3.5 Flashの位置づけと、実際に使い始める手順、料金の見方を整理する。

先に結論を書くと、2026年9月30日時点の公式モデル一覧では、Flashシリーズの最新モデルはGemini 3.8 Flash(gemini-3.8-flash)だ。Gemini 3.5 Flashはそれより前の世代にあたる。

  • Gemini 3.5 Flashは今も「最新」なのか?
  • 後継のGemini 3.8 Flashとは何が違い、どう選べばよいか?
  • 無料で使える範囲と、料金の読み方は?
  • Google AI StudioとAPIで、どう呼び出して試すか?
岡田颯太

岡田颯太

モデルは新しいものが次々に登場しますが、使い方を設計する考え方は変わりません。

まずは一つの作業から試し、料金や提供状況は公式ページで確認してください。

この記事は、Gemini API公式のモデル一覧、料金ページ、リリースノートの2026年9月30日取得分をもとにしている。

公式ページで確認できなかった数値や日付は書いていない。

Gemini 2.5 Pro / Gemini 2.5 Flashとは?
Gemini 2.5シリーズは、Gemini 3系より前に提供されていたモデル群だ。

公式リリースノートによると、2026年9月18日から、2.5系モデルへのアクセスは過去に利用実績のあるユーザーに限定されている。

同じ告知で、これらのモデルは非推奨(deprecated)ではないとも明記されている。

新しく使い始める場合は、Gemini 3.8 Flashなど現行モデルから検討するのが基本になる。

目次

この記事でわかること

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  • Gemini 3.5 Flashとは何か — 概要と位置づけ
  • Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴
  • Gemini 3.8 Flashの料金 — 2026年9月30日時点
  • Gemini 3.5 Flash・3.8 Flash・2.5系の違い — どれを選ぶか
  • Google AI StudioでGeminiを使う方法
  • Gemini APIの基本的な使い方
  • 実践的な活用ケース
  • デメリットと注意点

Gemini 3.5 Flashとは何か — 概要と位置づけ

Gemini 3.5 Flash(モデルID: gemini-3.5-flash)は、Google公式のモデル一覧でGemini 3系のFlashモデルとして掲載されているモデルだ。2026年9月30日時点では、同じ一覧の先頭にGemini 3.8 Flashが置かれ、3.8 Flashが最新のFlashモデルとして説明されている。

「最新」ではなく、3.8 Flashの前の世代

公式モデル一覧(Gemini API モデル一覧、2026年9月30日取得)には、Gemini 3系のモデルとして、Gemini 3.8 Flash、3.7 Flash、3.6 Flash、3.5 Flashなどが並んでいる。

このうちGemini 3.8 Flashは、公式の説明で「最も賢いFlashモデル」とされ、長期的なソフトウェア開発、自律エージェント、複雑な業務ワークフロー向けと位置づけられている。

リリースノート(Gemini API リリースノート)では、2026年9月2日にgemini-3.8-flashが一般提供(GA)になったと記載されている。

したがって、「Gemini 3.5 Flashが最新のFlash」という書き方は現在は正確ではない。この記事のタイトルにある「使い方」は、3.5 Flashを指定して試したい方と、後継モデルへ移るか迷っている方の両方に向けて書いている。

Flashシリーズの役割

Flashシリーズは、速度とコストの扱いやすさを重視したラインとして使われる。

より高い精度を求める用途にはProシリーズ、といった使い分けが一般的だ。ただし、各モデルの得意分野や性能差は更新されるため、実際に選ぶ前に公式のモデル別ページを確認してほしい。

Geminiファミリーの主なモデルと用途

公式モデル一覧で、2026年9月30日時点に確認できる主なモデルと、公式の説明を整理した。

モデル名と用途の対応は、公式モデル一覧の記載に基づく。

用途 モデル(モデルID) 公式の位置づけ
汎用・エージェント Gemini 3.8 Flash(gemini-3.8-flash) 長期的なソフトウェア開発、自律エージェント、複雑な業務ワークフロー向けの最新Flash
リアルタイム音声対話 Gemini 3.8 Live(gemini-3.8-live) 低遅延の音声エージェント向けの標準Live APIモデル
音声対話中の高度な推論 Gemini 3.8 Live Extended Thinking バックグラウンドでより高い推論が必要な音声対話向け
創造的な音声合成 Gemini 3.8 Flash TTS(gemini-3.8-flash-tts) スタジオ品質の音声表現を重視する音声合成
大量・低コストの音声合成 Gemini 3.8 Flash-Lite TTS(gemini-3.8-flash-lite-tts) 大量処理とリアルタイム音声エージェント向けの高速・低コスト音声合成
動画の生成・編集 Gemini Omni Flash(gemini-omni-1.1-flash) ネイティブ音声付き動画の生成、編集、キーフレーム補間、延長に対応
音声認識 Gemini 3.5 Transcribe(gemini-3.5-transcribe) 話者分離、単語単位のタイムスタンプ、言語検出に対応する低遅延の音声認識

表のとおり、「3.5」という数字がつくモデルでも、Gemini 3.5 Transcribeのように音声認識専用のモデルがある。

「3.5 Flash」と「3.5 Transcribe」は別のモデルなので、モデルIDまで見て取り違えないようにしたい。

Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴

Gemini 3.5 Flashの機能や性能の詳細は、公式のモデル別ページで確認するのが確実だ。この記事で数値や機能の可否を断定できるのは、公式の最新情報を取得できた現行のGemini 3.8 Flashとその周辺モデルに限られる。

Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴の要点を整理した図解
Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴の要点を整理した図解

3.5 Flashについて確認できること

2026年9月30日取得の公式モデル一覧には、gemini-3.5-flashというIDで3.5 Flashが掲載されている。

一方で、入力できるデータの種類やコンテキストの長さ、速度といった細かな仕様は、一覧の要約では確認できなかった。

そのためこの記事では、3.5 Flashの性能を示す数値や倍率は載せていない。実際に使う前に公式モデル一覧から該当のモデルページを開き、対応する入力形式や制限を確認してほしい。

現行のFlashで確認できる特徴(Gemini 3.8 Flash)

公式モデル一覧では、Gemini 3.8 Flashは長期的なソフトウェア開発、自律エージェント、複雑な業務ワークフロー向けとされている。

料金ページでは、出力料金が「thinking tokensを含む」と表記されている(Gemini API 料金ページ)。つまり、思考に使われたトークンも出力として課金対象になる点を、料金試算では見落とさないようにしたい。

思考の深さを調整する考え方は、Gemini APIのThinkingとは|使い方・料金・モデル対応表で詳しく整理している。

エージェント用途の入口

自律エージェントや画面操作の自動化に関心がある場合は、Gemini Computer Useとは|対応環境・安全機能・料金の考え方が参考になる。

本番へ組み込む前に、操作範囲の制限とログ記録を設計しておくことが前提になる。

Gemini 3.8 Flashの料金 — 2026年9月30日時点

2026年9月30日時点で、Gemini 3.8 FlashのStandard料金は、Paid Tierで入力が100万トークンあたり$0.75、出力(thinking tokens込み)が$3.75だ。Free Tierでは入出力とも無料で、これらの単価は2026年12月31日までの条件として料金ページに記載されている(公式料金ページ、取得日2026-09-30)。

API料金(USD / 100万トークン)

Gemini Developer APIはFree、Paid、Enterpriseの3区分があり、Google AI Studioの利用自体は提供地域で無料とされている。

2026年9月30日取得の公式料金ページに記載のGemini 3.8 Flashの単価を、処理方式ごとに整理した。いずれも100万トークンあたりの米ドル表記で、2026年12月31日までの価格として記載されている。

処理方式(Paid Tier) 入力 出力(thinking tokens込み) コンテキストキャッシュ
Standard $0.75 $3.75 $0.075
Batch / Flex $0.375 $1.875 $0.0375
Priority $1.35 $6.75 $0.135

Standardのキャッシュ保存料金は、100万トークンあたり1時間$0.50と記載されている。

Gemini 3.5 Flashなど旧世代Flashの単価は、この記事では記載しない。料金ページで、使うモデルの行を確認してほしい。

なお、前の版の記事に書いていた3.5 Flashの単価やBatchの割引率は、公式の最新ページで再確認できなかったため削除した。

試算の例(イラスト)

料金の感覚をつかむための計算例を示す。ここでは、上の表のStandardの単価をそのまま使った仮の試算で、実際の請求額を保証するものではない。

入力100万トークン、出力(thinking tokens込み)10万トークンを処理する場合、Standardでは入力が$0.75、出力が$0.375で、合計$1.125となる。

同じ量をBatch / Flexの単価で計算すると、入力$0.375、出力$0.1875で、合計$0.5625となる。

リアルタイム性が不要な処理では、Batchの単価が使えるかを検討する価値がある。具体的な使い方はGemini Batch APIの使い方|非同期処理と50%割引の料金を参照してほしい。

音声合成モデルの料金

音声合成は単価の単位が異なる。公式料金ページでは、Gemini 3.8 Flash TTSのStandardは入力テキストが100万トークンあたり$0.50、音声出力が$9.00とされている。

Gemini 3.8 Flash-Lite TTSのStandardは、入力テキストが$0.50、音声出力が$6.00だ。いずれも2026年12月31日までの価格として記載されている。

無料枠について

Free Tierでは、Gemini 3.8 FlashのStandardは入力・出力とも無料と記載されている。

ただし、無料枠のリクエスト数やレート制限は公式ドキュメントで随時更新される。商用で使う場合は、有料プランへ移る前提で設計し、Gemini API料金の読み方2026のような試算記事も併せて確認するとよい。

繰り返し同じ長文を渡す用途では、Gemini APIのコンテキストキャッシュでコストを抑えられる場合がある。

Gemini 3.5 Flash・3.8 Flash・2.5系の違い — どれを選ぶか

これから新しく使うなら、公式が最新Flashとしている Gemini 3.8 Flashが第一候補になる。Gemini 3.5 Flashは3.8 Flashより前の世代で、既存のコードがgemini-3.5-flashを指定している場合に、移行の要否を検討する対象になる。2.5系は2026年9月18日から利用実績のあるユーザーにアクセスが限定されている。

公式情報で比較できる範囲

3.5 Flashと3.8 Flashの性能差を示す数値は、取得した公式情報には含まれていない。

そのため、下の表は公式の記載で裏付けられる項目だけに絞った。性能の優劣を断定する表ではない点に注意してほしい。出典はモデル一覧、リリースノート、料金ページだ。

比較軸 Gemini 3.8 Flash Gemini 3.5 Flash Gemini 2.5系
モデル一覧での扱い 最新のFlashモデルとして説明 Gemini 3系の一覧に掲載(3.8より前の世代) 2026年9月18日からアクセスを利用実績のあるユーザーに限定
一般提供(GA) 2026年9月2日 本記事では確認できていないため記載しない 非推奨(deprecated)ではないと公式が明記
料金の確認先 料金ページに単価を記載(上の表) 料金ページで該当行を確認 料金ページで該当行を確認
向いている場面 新規開発、エージェント、複雑な業務ワークフロー 既存コードの維持。移行は事前検証のうえで判断 過去に利用実績があり、既存の挙動を保ちたい場合

既存コードを移行するときの考え方

すでにgemini-3.5-flashを指定したシステムがある場合、すぐに止まるとは限らない。公式の一覧に掲載されている間は、そのまま動かせる可能性がある。

ただし、新しいモデルへ移るかどうかは、料金と品質の両面で自社のデータを使って検証してから決めたい。

検証の手順としては、代表的なプロンプトを10件ほど用意し、旧モデルと新モデルで出力と費用を並べて比べる方法が扱いやすい。件数は例であり、業務の重要度に応じて増減させてよい。

公式ページ同士で情報が食い違う例

公式ページの間で記載が食い違う場合もある。たとえばGemini Robotics ER 1.6は、モデル一覧に専用タスクモデルとして掲載されている一方、リリースノートには2026年8月31日に停止すると記載されている。

Gemini Embedding 2も、モデル一覧のエンドポイント表記はgemini-embedding-2-previewだが、リリースノートには2026年4月22日にgemini-embedding-2が一般提供になったとある。

こうしたケースでは、一方だけを根拠に「使える」「使えない」と決めず、両方のページを見比べてほしい。

Google AI StudioでGeminiを使う方法

Google AI Studioは、Geminiのモデルをブラウザ上で試せる開発者向けの環境だ。公式の料金ページでは、Google AI Studioの利用自体は提供地域で無料とされている。Googleアカウントでログインし、モデルを選んでプロンプトを入力すれば、コードを書かずに試せる。

Google AI Studioへのアクセス

Google AI Studioは、Geminiモデルをブラウザから試せるプレイグラウンドだ。

Googleアカウントでログインして使う。画面の見た目や配置は更新されることがあるため、細かなボタン名は実際の画面で確認してほしい。

モデルの選択とプロンプト入力

ログイン後、モデルを選ぶ欄から使いたいモデルを選ぶ。

選べるモデルは時期によって変わる。この記事の趣旨に沿って3.5 Flashを探しても一覧に見つからない場合は、後継の3.8 Flashを選んで試すのが現実的だ。

プロンプト欄にテキストを入力すると回答が返ってくる。入力できるファイルの種類はモデルごとに異なるため、使うモデルの公式ページで対応形式を確認してから試したい。

システムプロンプトの設定

システム指示の欄に役割や制約を書くことで、応答のスタイルを安定させられる。

たとえば「あなたは編集者です。専門用語を使うときは一文で説明してください」のように、役割と出力ルールを短く指定する。

同じ入力で出力が毎回ぶれる場合は、まず指示を具体的にして、期待する出力形式を例で示すとよい。

Gemini APIの基本的な使い方

Gemini APIを使うには、APIキーを発行し、モデルIDを指定してHTTPリクエストまたは公式SDKから呼び出す。モデルIDは公式モデル一覧に記載された文字列(例: gemini-3.8-flash、gemini-3.5-flash)をそのまま使う。詳細な仕様は公式ドキュメントを基準にする。

APIキーの取得と管理

APIキーはGoogle AI Studioから発行できる。

発行したキーは環境変数やシークレット管理の仕組みで保管し、コードやリポジトリに直接書かないことが基本だ。

漏えいした疑いがある場合は、すぐにキーを無効化して再発行する。

SDKでの呼び出し

公式のSDKを使う方法が最も手軽だ。ただし、SDKのパッケージ名や呼び出し方は更新されることがあるため、コードは公式ドキュメントのサンプルを正本として確認してほしい。

共通する流れは次の3段階だ。

  • SDKをインストールし、APIキーを環境変数から読み込む
  • モデルID(例: gemini-3.8-flash)を指定する
  • プロンプトを渡し、返ってきた応答を取り出す

REST APIでの呼び出し

curlなどのHTTPクライアントからも呼び出せる。

エンドポイントは、https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/モデルID:generateContentの形式で、モデルIDの部分に使いたいモデルを入れる。

ヘッダーにAPIキーを含め、リクエストボディにプロンプトの内容を渡す。細かな項目はAPIリファレンスで確認してほしい。

Batchでコストを下げる

リアルタイム応答が不要な大量処理では、Batchの単価が使える。公式料金ページでは、Gemini 3.8 FlashのBatch / Flexの入力が$0.375、出力が$1.875と記載されており、Standardの半額の水準になっている(2026年9月30日取得、2026年12月31日までの価格)。

大量ドキュメントの一括処理や、夜間の定期的な生成ジョブに向いている。応答は非同期で返るため、チャットのように即時性が必要な用途には向かない。

関数呼び出しと構造化出力

アプリに組み込むときは、モデルの出力を決まった形式で受け取る設計が重要になる。

外部ツールと連携する方法はGemini APIのFunction Calling入門、JSON形式で受け取る方法はGemini APIの構造化出力で扱っている。

Geminiの実践的な活用ケース

Gemini 3.8 FlashのようなFlashモデルは、文章の下書き、長文の要約、情報の分類、エージェント的な自動化など、日常業務の幅広い場面で使われる。ここでは一般的な使い方の例を示すが、対応する入力形式や精度はモデルごとに異なるため、導入前に自分のデータで検証してほしい。

コンテンツの下書きとリライト

ブログ記事、SNS投稿、メルマガなどの下書きづくりは、最も取り入れやすい活用だ。

システム指示で文体、想定読者、避けたい表現を指定すると、出力の方向性がそろいやすくなる。

生成した文章は、事実関係と数値を一次情報で確認してから使う。AIの出力をそのまま公開しないことが前提だ。

長文ドキュメントの要約と構造化

契約書やレポート、マニュアルなどの長文を渡して、要点の抽出や条項の整理を依頼する使い方がある。

入力できるファイル形式や分量の上限はモデルによって異なる。重要な文書では、要約の結果を原文と突き合わせる確認工程を設ける。

音声・動画まわりの活用

音声や動画の用途では、公式モデル一覧に専用モデルが用意されている(モデル一覧)。

音声合成にはGemini 3.8 Flash TTSとFlash-Lite TTS、リアルタイム音声対話にはGemini 3.8 Live、音声認識にはGemini 3.5 Transcribeがある。動画の生成や編集にはGemini Omni Flashが挙げられている。

リアルタイム対話の仕組みはGemini Live APIとは|対応モデル・料金・セッション制限で整理している。

最新情報を踏まえた回答づくり

モデルは内部の知識だけで回答すると、古い情報を答えることがある。

最新の事実が必要な質問では、検索を併用する方法がある。仕組みと料金の考え方はGoogle検索によるグラウンディングとは?Gemini APIの料金と仕組みに詳しい。

デメリットと注意点

Geminiを業務で使うときの主な注意点は、モデルが入れ替わること、料金の条件が変わること、出力に誤りが混じることの3つだ。古い記事や自分の記憶だけで判断せず、公式ページの取得日を確認する習慣が欠かせない。

モデルの世代交代が速い

この記事で扱ったGemini 3.5 Flashのように、公開から時間が経つと後継モデルに最新の座を譲る。

実際、2026年9月2日にはGemini 3.8 Flashが一般提供になり(リリースノート)、2026年9月18日には2.5系へのアクセスが利用実績のあるユーザーに限定された。

モデルIDを固定したシステムは、定期的に公式の一覧とリリースノートを確認する運用にしておくと安心だ。

料金には期限付きの条件がある

料金ページの単価には、2026年12月31日までといった期限付きの記載がある。

公式料金ページには、2027年1月1日以降の単価として、Standardの入力$1.50・出力$7.50、Batch / Flexの入力$0.75・出力$3.75、Priorityの入力$2.70・出力$13.50(いずれも100万トークンあたり)が記載されている(2026年9月30日取得)。期限後は現行のおよそ2倍になるため、長期の予算を組むときは、期限が近づいた時点で公式料金ページを見直してほしい。

無料枠のレート制限や、無料枠の入力が製品改善に使われる扱いなどの条件も、ページで確認できる。機密情報を扱う場合は特に注意したい。

出力の品質はプロンプト設計に左右される

どのモデルでも、指示が曖昧だと出力の品質は下がる。

複雑なタスクでは、例示、出力形式の指定、判断手順の明示を組み合わせると、結果が安定しやすい。

最初から長いプロンプトを作るより、短い指示で試し、出力を見て足りない条件を一つずつ加えていく進め方が扱いやすい。

ハルシネーション(事実誤認)のリスク

最新のモデルでも、事実と異なる内容を自信のある口調で出力することがある。

特に数値、日付、固有名詞は、一次情報と照合する工程が必要だ。照合なしで公開や契約書面に使うことは避けたい。

Gemini Omni Flashなど周辺モデルとの違い

Gemini Omni Flash(gemini-omni-1.1-flash)は、ネイティブ音声付きの動画を生成・編集するためのモデルで、テキスト中心のGemini 3.8 Flashとは用途が異なる。公式モデル一覧(Gemini API モデル一覧)にも別の用途モデルとして掲載されている。

文章処理と動画生成は別のモデルを使う

公式の説明では、Gemini Omni Flashは動画の生成、編集、キーフレーム補間、延長に対応するとされている。

文章の下書きや要約、エージェントの制御といった用途には、Gemini 3.8 Flashのようなテキスト系モデルを使う。

やりたいことから逆算してモデルを選ぶと、不要なコストを避けやすい。

現時点での使い分け

用途が文章中心なら3.8 Flash、音声なら音声系モデル、動画ならOmni Flash、というように、目的ごとに選ぶのが基本だ。

1つのモデルで全部をまかなおうとせず、必要な工程ごとに最適なモデルを組み合わせる設計も選択肢になる。

新しく公開されたモデルは仕様が変わる可能性があるため、本番への組み込みは公式の提供状況を確認してから判断してほしい。

SEO・コンテンツマーケティングへの応用

SEOやコンテンツ制作でGeminiを使う場合は、下書きの作成、構成案づくり、リサーチの補助に使い、事実確認と独自の視点の追加は人が担当するのが基本だ。AIの出力をそのまま公開すると、読者に役立つ情報が不足しやすい。

AIを使ったコンテンツ制作の進め方

AIは文章を書く速度を上げる道具であり、判断を代替する道具ではない。

草案づくりに使い、事実確認、一次情報の追加、自社の立場に合わせた表現の調整は人が行う。この分担を決めておくと、品質の確認漏れを減らせる。

一例として、次のような手順が考えられる。

  • 検索意図を整理し、見出し案をAIに出してもらう
  • 公式ページなど一次情報を人が集め、根拠のある事実だけを残す
  • 下書きをAIに作らせ、数値と固有名詞を一次情報と照合する
  • 公開前に、誤りや古い情報が残っていないかを読み直す

最新モデルの情報を記事に書くときの注意

AIモデルの記事は、公開後に情報が古くなりやすい。

この記事のように、モデルの名前や「最新」といった表現を使う場合は、確認した日付と出典を同じ段落に残しておくと、読者が情報の鮮度を判断しやすい。

Googleのサービス全体の使い方はGoogle AIの使い方ガイドにまとめている。

よくある質問

Q1. Gemini 3.5 Flashは今も最新モデルですか?

最新ではない。公式モデル一覧(2026年9月30日取得)では、Gemini 3.8 Flashが最新のFlashモデルとして説明されている。

リリースノートによると、gemini-3.8-flashは2026年9月2日に一般提供になっている。

3.5 Flashは3.8 Flashより前の世代にあたるため、新しく使うなら3.8 Flashから検討するのが基本だ。

Q2. 無料で使えますか?

Google AI Studioの利用自体は、提供地域で無料とされている。

APIのFree Tierでは、Gemini 3.8 FlashのStandardは入力・出力とも無料と記載されている(公式料金ページ、2026年9月30日取得)。

ただし、レート制限や条件は更新されることがあるため、商用では有料プランを前提に設計し、最新の制限を公式で確認してほしい。

Q3. Gemini 3.8 Flashの料金はいくらですか?

Paid TierのStandardは、100万トークンあたり入力$0.75、出力(thinking tokens込み)$3.75だ。

Batch / Flexは入力$0.375、出力$1.875、Priorityは入力$1.35、出力$6.75と記載されている。いずれも2026年12月31日までの価格で、2026年9月30日取得の公式料金ページの記載に基づく。

Q4. Gemini 2.5 Flashはまだ使えますか?

公式リリースノートによると、2026年9月18日から、2.5系モデルへのアクセスは過去に利用実績のあるユーザーに限定されている(リリースノート)。

同じ告知で、これらのモデルは非推奨ではないとされている。新規に始める場合は、現行のGemini 3系から選ぶのが基本になる。

Q5. APIキーはどこで発行できますか?

Google AI Studioから発行できる。

発行したキーは環境変数やシークレット管理の仕組みで保管し、コードやリポジトリに直接書かないことが安全運用の基本だ。

Q6. Batchとリアルタイムの使い分けは?

Batchはリアルタイム応答が不要な大量処理向けだ。Gemini 3.8 Flashでは、Batch / Flexの入力が$0.375、出力が$1.875と、Standardより低い単価が記載されている(公式料金ページ)。

応答が非同期で返るため、チャットのようにすぐ結果が必要な用途にはリアルタイムのStandardを使う。

定期バッチや夜間の一括処理にBatchを使う、という分け方が基本になる。

Q7. 3.5 Transcribeと3.5 Flashは同じモデルですか?

別のモデルだ。

公式モデル一覧では、Gemini 3.5 Transcribeは話者分離、単語単位のタイムスタンプ、言語検出に対応する低遅延の音声認識モデルとされている(モデル一覧)。

文章生成に使うFlashとは用途が異なるため、モデルIDを確認して使い分けてほしい。

Q8. 上位モデルが必要な場面はありますか?

非常に複雑な推論や、精度が成果を直接左右する業務では、より上位のモデルを検討する価値がある。

ただし、どのモデルが自社の用途で十分かは、公式の説明だけでは判断できない。まず現行のFlashで目標の品質に届くかを検証し、不足する場合のみ上位モデルへ進む方法が、費用面でも無駄が少ない。

用語集

この用語集では、Gemini APIの記事で頻出する言葉を、初めて読む方向けに一文で説明する。モデル名や料金区分は更新されるが、用語の意味は変わらないため、料金ページやモデル一覧を読むときの手がかりにしてほしい。

用語 説明
GA(General Availability) 一般提供。プレビューなどを経て、安定版として広く利用できる状態になったこと
モデルID APIでモデルを指定するための文字列。例: gemini-3.8-flash
トークン テキストを処理する単位。料金は100万トークンあたりで表記されることが多い
thinking tokens モデルが回答前の推論に使うトークン。出力料金に含まれると料金ページに記載されている
Standard / Batch / Flex / Priority 料金ページに記載されている処理方式の区分。単価と応答の性質が異なる
コンテキストキャッシュ 繰り返し使う入力を保存して再利用する仕組み。キャッシュ料金と保存料金が別に記載される
Free Tier / Paid Tier 無料枠と有料枠の区分。条件や制限は公式ページで確認する
TTS Text-to-Speech。テキストから音声を生成する技術
Live API 音声などをリアルタイムにやり取りするためのAPI
ハルシネーション AIが事実と異なる内容を自信のある口調で出力してしまう現象
システムプロンプト モデルの役割や制約をあらかじめ伝える指示文
グラウンディング 外部の情報を根拠に回答させ、誤りを減らす手法

まとめ

Gemini 3.5 Flashは、2026年9月30日時点の公式モデル一覧では、最新のFlashモデルであるGemini 3.8 Flashより前の世代にあたる。

新しく始めるなら3.8 Flashを第一候補にし、すでに3.5 Flashを使っている場合は、料金と品質を自社のデータで比べてから移行を判断するとよい。

Gemini 3.8 FlashのStandard料金は、Paid Tierで入力$0.75、出力$3.75(100万トークンあたり、2026年12月31日までの価格)だ。出典は公式料金ページで、取得日は2026年9月30日となる。

活用のポイントは次のとおりだ。

  • Google AI Studioなら、コードを書かずにモデルを試せる
  • APIキーは環境変数などで安全に管理し、コードに直接書かない
  • 大量処理はBatch / Flexの単価も検討する
  • 2.5系は2026年9月18日から利用実績のあるユーザーに限定されている
  • 数値や日付は、公式ページの取得日つきで確認する

モデルの世代交代は速い。用途別のモデル選択と、料金・提供状況の定期的な確認を習慣にして運用していくことが重要だ。

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※本記事は2026年9月30日時点の公式情報をもとにしています。

料金・機能・仕様は変更される場合があります。

最新情報はGoogle公式でご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社S.Line 代表取締役。偏差値39から起業し、AIとSNSの活用で「普通の人」が成果を出す方法を発信。

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