Gemini 3.5 Flash 使い方|2026年の最新情報

Gemini 3.5 Flash 使い方【2026年最新】のアイキャッチ
📅 公開日: 2026年7月6日🔄 最終更新: 2026年8月9日

「Gemini 3.5 Flashって結局何が変わったの?

」と感じている方は多いはずだ。

2026年5月のGoogle I/Oで正式リリース(GA)されたこのモデルは、速度・精度・マルチモーダル処理の三軸で前世代を大幅に上回りながら、API料金は実務で使い続けられる水準に設計されている。

  • Gemini 3.5 Flashと2.5 Flashの違いは何か?
  • 無料で使える範囲はどこまで?料金はいくら?
  • APIでどう呼び出し、どんな用途に向いているか?
  • Computer Use Toolとは何か、どう活用するか?
岡田颯太
岡田颯太

AIは「使い方を設計できた人」が伸びます。

偏差値39から起業した僕でも再現できたので、まずは一つの作業から試してみてください。

この記事では2026年6月末時点の公式情報をベースに、Gemini 3.5 Flashの使い方・料金・他モデルとの比較・実践的な活用法を体系的に解説する。

Gemini 2.5 Pro / Gemini 2.5 Flashとは?
Gemini 2.5 ProはGoogleの前世代モデルにおける最高性能ライン、Gemini 2.5 Flashは前世代Flashシリーズの定番モデルとして位置づけられており、2026年6月末時点でもGemini APIから引き続き利用できる。

2026年5月にGemini 3.5 Flash(gemini-3.5-flash)が正式リリース(GA)されたことで、速度・品質バランスの主役は新世代へ移行している。

Gemini 2.5 Pro・2.5 Flashとの違いや新世代モデルへの移行判断については、この記事で体系的に解説する。

目次

この記事でわかること

  • Gemini 3.5 Flashとは何か — 概要と位置づけ
  • Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴
  • Gemini 3.5 Flashの料金 — 2026年6月末時点
  • Gemini 3.5 FlashとGemini 2.5 Flashの違い — どちらを選ぶか
  • Google AI StudioでGemini 3.5 Flashを使う方法
  • Gemini 3.5 Flash APIの基本的な使い方
  • Gemini 3.5 Flashの実践的な活用ケース
  • Gemini 3.5 Flashのデメリットと注意点

Gemini 3.5 Flashとは何か — 概要と位置づけ

Google I/O 2026で正式リリース

Gemini 3.5 Flash(モデルID: gemini-3.5-flash)は2026年5月19日にGeneral Availability(GA)となったGoogleの最新マルチモーダルFlashモデルだ。

Google I/O 2026で公開され、速度と品質のバランスを最優先に設計された「実用最速」ポジションのモデルとして位置づけられている。

Flashシリーズの役割はシンプルだ。

Proシリーズが最高精度を追求するのに対し、Flashシリーズはレイテンシと料金効率を重視しながら、実務で「十分以上」の品質を出すことを目標に開発されている。

Geminiファミリーにおける位置づけ

2026年6月末時点のGemini APIで利用できる主なモデルは以下のとおりだ。

Gemini 3.5 Flashは「最新世代Flashの正式版」として、実運用のメインストリームに置かれている。

  • Gemini 3.5 Flash(gemini-3.5-flash)— GA 2026-05-19。速度・品質バランスの現行主力
  • Gemini Omni Flash Preview(gemini-omni-flash-preview)— Preview 2026-06-30。全モーダル統合の次世代プレビュー
  • Gemini 3.1 Pro Preview(gemini-3.1-pro-preview)— 高精度用途向けプレビュー
  • Gemini 3.1 Flash-Lite(gemini-3.1-flash-lite)— 超低コスト・大量処理向け
  • Gemini 2.5 Pro(gemini-2.5-pro)— 前世代最高性能
  • Gemini 2.5 Flash(gemini-2.5-flash)— 前世代Flashの定番

Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴

Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴の要点を整理した図解
Gemini 3.5 Flashの主な機能と特徴の要点を整理した図解

マルチモーダル入力への対応

Gemini 3.5 Flashはテキスト・画像・動画・音声・PDFなど複数のモダリティを単一のAPIリクエストで処理できる。

長文PDFの要約、画像からのデータ抽出、動画内容の説明生成といったタスクをひとつのモデルで完結できる点は、実務上の大きなメリットだ。

コンテキストウィンドウ

コンテキストウィンドウの正確なトークン数は公式ドキュメントで最新情報を確認してほしいが、Geminiシリーズ共通の設計思想として「長文ドキュメントをそのまま渡す」ことを前提にした大容量設計が継承されている。

長期的な会話ログや大量のコードベースを一度に処理する用途に適している。

Computer Use Toolのパブリックプレビュー(2026-06-24)

2026年6月24日、Gemini 3.5 FlashにComputer Use Toolのパブリックプレビューが公開された。

これはGeminiがコンピュータの画面を認識し、マウス・キーボード操作をAPIから制御できる機能だ。

ブラウザ操作の自動化やRPA的なタスク実行が可能になり、AIエージェント分野での活用が一気に広がった。

現時点ではプレビュー段階のため、本番環境への大規模適用前に動作検証を十分に行うことを推奨する。

Gemini 3.5 Flash Thinking(思考モード)

推論が必要な問題に対してステップバイステップで考えるThinkingモードは、数学・コーディング・論理パズルなど複雑なタスクの精度を高める。

ユースケースに応じてThinkingのオン・オフを制御できる設計になっている。

Gemini 3.5 Flashの料金 — 2026年6月末時点

API料金(USD/1Mトークン)

2026年6月末時点のGemini 3.5 Flashの料金は以下のとおりだ。

  • 入力: $1.50 / 1Mトークン
  • 出力: $9.00 / 1Mトークン
  • Batch API: 上記から50%引き(入力$0.75 / 出力$4.50)

2026年3月16〜17日頃にGemini APIの料金値上げが行われたことがフォーラムで複数ユーザーから報告されている。

また2026年4月1日よりProモデルは無料枠から除外され、無料で使えるのはFlash・Flash-Liteのみとなった。

最新の料金は忘れずにGoogle公式(ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing)で確認してほしい。

モデル別料金比較テーブル

モデル 入力(1Mトークン) 出力(1Mトークン) 備考
Gemini 3.5 Flash $1.50 $9.00 Batch 50%引き
Gemini 3.1 Pro Preview $2.00(≤200k) $12.00 プレビュー版
Gemini 3.1 Flash-Lite $0.25 $1.50 超低コスト向け
Gemini 2.5 Pro $1.25(≤200k) $10.00 前世代最高精度
Gemini 2.5 Flash $0.30 $2.50 前世代Flash定番
Gemini 2.5 Flash-Lite $0.10 $0.40 最安クラス

無料枠について

Gemini API(Google AI Studio)ではFlash・Flash-Liteモデルに対して無料枠が引き続き提供されている。

ただしリクエスト数やレート制限は公式ドキュメントで随時更新されるため、実際の開発前に最新の無料枠上限を確認することが必要だ。

Proモデルは2026年4月1日以降、無料枠からは除外されている。

Gemini 3.5 FlashとGemini 2.5 Flashの違い — どちらを選ぶか

世代と設計思想の違い

Gemini 3.5 Flashは「3.x世代」として設計された最新世代のFlashモデルだ。

Gemini 2.5 Flashと比較すると、同じ「速度重視Flashポジション」でありながら、3.5世代では推論精度・マルチモーダル処理・エージェント連携(Computer Use)の面で大きく強化されている。

選択の基準

判断軸 Gemini 3.5 Flash Gemini 2.5 Flash
精度・推論 高い(最新世代) 良好(前世代)
料金(入力) $1.50/1M $0.30/1M
料金(出力) $9.00/1M $2.50/1M
Computer Use 対応(プレビュー) 非対応
Thinkingモード 対応 対応
向いている用途 高品質出力・エージェント・複雑タスク 大量バッチ・コスト重視・シンプルタスク

コスト感度が高いバッチ処理や単純なテキスト変換では、Gemini 2.5 Flash(入力$0.30/1M)の方が経済的だ。

一方、品質が直接ユーザー体験に影響するチャットbot・エージェント・高度な文書処理では、3.5 Flashに投資する価値がある。

Google AI StudioでGemini 3.5 Flashを使う方法

Google AI Studioへのアクセス

Google AI Studio(aistudio.google.com)はGeminiモデルをブラウザから無料で試せる公式のプレイグラウンドだ。

Googleアカウントがあればすぐに利用開始できる。

コードを一行も書かずにGemini 3.5 Flashと対話できる最も手軽な入口として機能している。

モデルの選択とプロンプト入力

ログイン後、画面上部のモデル選択ドロップダウンから「Gemini 3.5 Flash」を選択する。

プロンプト欄にテキストを入力するだけで回答が返ってくる。

画像・PDFファイルをドラッグ&ドロップすれば、マルチモーダル入力もブラウザ上で即試せる。

システムプロンプトの設定

AI Studioの「System instructions」欄に指示を書くことで、モデルの応答スタイル・役割・制約をカスタマイズできる。

「あなたはSEOライターです。

読者に向けてわかりやすく説明してください」のような指定で、出力の方向性を安定させることができる。

Gemini 3.5 Flash APIの基本的な使い方

APIキーの取得

Google AI StudioのメニューからAPIキーを発行できる。

発行したキーは環境変数として安全に管理し、コードに直接記述しないことが基本だ。

Python SDKでの呼び出し例

Google公式のPython SDKを使ったGemini 3.5 Flashの基本的な呼び出しは以下の構造になる(実際のコードは公式ドキュメントのサンプルを参照してほしい)。

  • pip install google-generativeai でSDKをインストール
  • genai.configure(api_key=os.environ["GEMINI_API_KEY"]) でAPIキーを設定
  • model = genai.GenerativeModel("gemini-3.5-flash") でモデルを指定
  • response = model.generate_content("プロンプトここに") でレスポンスを取得

REST APIでの呼び出し

curlやaxiosなどHTTPクライアントからも呼び出せる。

エンドポイントはhttps://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/gemini-3.5-flash:generateContentの形式だ。

ヘッダーにAPIキーを含め、リクエストボディにcontentsオブジェクトを渡す。

詳細な仕様は公式のAPIリファレンスで確認してほしい。

Batch APIでコストを半分にする

リアルタイム応答が不要な大量処理では、Batch APIを使うと料金が50%削減できる。

入力$0.75/1M・出力$4.50/1Mまでコストを下げられるため、大量ドキュメントの一括処理や定期的なコンテンツ生成バッチに適している。

Gemini 3.5 Flashの実践的な活用ケース

コンテンツ生成・リライト

ブログ記事・SNS投稿・メルマガなどのテキスト生成は最も基本的な活用だ。

システムプロンプトで文体・ターゲット読者・禁止表現を指定することで、ブランドトーンに合わせた安定した出力が得られる。

大量記事の一括生成にはBatch APIを組み合わせることでコストを抑えられる。

PDFや長文ドキュメントの要約・構造化

契約書・レポート・マニュアルなどの長文PDFをAPIに渡し、「要点を箇条書きで抽出」「特定条項を探して説明」といった指示ができる。

法務・財務・人事など文書処理が多い職種での実務コスト削減が期待できる。

画像・動画内容の解析

商品画像からの属性抽出、スクリーンショットからのUI説明生成、動画の章立て生成など、ビジュアルコンテンツを言語化するタスクに対応している。

ECサイトの商品説明自動生成やコンテンツモデレーション支援での活用が進んでいる。

AIエージェント・Computer Use(2026-06-24〜)

2026年6月24日に公開されたComputer Use Toolパブリックプレビューにより、Gemini 3.5 FlashはPCのデスクトップ操作をAPIから制御できるようになった。

「特定のWebサイトからデータを収集してシートにまとめる」「アプリを起動して特定の手順を実行する」といったRPA的なタスクをAIが自律実行できる。

本番活用にはプレビュー段階での十分な検証が前提となる。

NotebookLMとの連携(2026-06-08〜)

2026年6月8日にNotebookLMが大型アップデートされ、Gemini 3.5を搭載したエージェント型リサーチ機能が追加された。

複数ドキュメントをソースとして登録し、AIが資料横断的に調査・引用・まとめを行う。

学術調査・競合分析・社内ドキュメント整理での活用が広がっている。

多言語翻訳・リアルタイム翻訳

Gemini 3.5 Live Translateが2026年に展開されており、リアルタイム翻訳の用途でもGeminiファミリーが活用できるようになってきている。

テキスト翻訳の品質・速度も前世代から向上している。

Gemini 3.5 Flashのデメリットと注意点

料金は低コストモデルより高い

Gemini 3.5 Flashの出力コストは$9.00/1Mトークンと、Gemini 2.5 Flash($2.50)やGemini 3.1 Flash-Lite($1.50)と比べて高い。

シンプルな定型処理や大量低品質バッチには過剰なスペックになることがある。

用途に応じてモデルを選ぶコスト設計が必要だ。

Computer UseはまだPreview段階

Computer Use Toolは2026年6月24日時点でパブリックプレビューだ。

本番環境での誤操作・意図しない動作のリスクがある。

実装前にサンドボックス環境での検証、操作範囲の明示的な制限、ログ記録の仕組みを整えることが現時点では必要条件となる。

出力の品質はプロンプト設計に依存する

どのLLMにも共通する話だが、プロンプトの設計が粗いと出力品質は下がる。

特に複雑なタスクでは、Few-shot例示・出力フォーマットの明示・思考ステップの指示などを組み合わせた丁寧なプロンプトエンジニアリングが品質を左右する。

ハルシネーション(事実誤認)のリスク

最新モデルでもハルシネーションは発生する。

特に具体的な数値・日付・固有名詞の出力は、外部ソースとの照合や検索グラウンディングとの組み合わせによる検証ステップが実務では重要だ。

プロモデルは無料枠外(2026年4月〜)

2026年4月1日以降、Proモデルは無料枠から除外された。

Gemini 3.5 FlashはFlashカテゴリのため引き続き無料枠の対象となっているが、レート制限や上限は変更される可能性があるため、商業利用では有料プランへの移行を前提に設計することを推奨する。

Gemini Omni Flash Previewとの違い — 次世代モデルを先取りする

Gemini Omni Flash Previewとは

2026年6月30日に公開されたGemini Omni Flash Preview(gemini-omni-flash-preview)は、テキスト・画像・音声・動画をより深く統合した「全モーダル統合」を目指した次世代プレビューモデルだ。

現時点はプレビューであり、GAスケジュールは公式で確認が必要だ。

現時点での使い分け

プロダクション環境の主力にはGemini 3.5 Flash(GA済)を使い、新機能の先行検証や研究目的でGemini Omni Flash Previewを試す、という並走運用が実用的だ。

Previewモデルは仕様変更・廃止のリスクがあるため、本番依存は避けることが基本となる。

SEO・コンテンツマーケティングへの応用

AIを使ったコンテンツ制作のリアル

株式会社S.Line代表の岡田颯太として実感していることを一点共有したい。

偏差値39から起業してSNS・SEOを事業の柱にしてきたが、「AIを使えば楽になる」という期待とは裏腹に、出力をそのまま使えることはほぼない。

Gemini 3.5 Flashのような高精度モデルでも、出力の品質検証・ファクトチェック・ブランドトーンへの調整という編集プロセスを省くと、読者に伝わらないコンテンツが量産されるだけだ。

AIは「書く速度を上げるツール」であり「判断を代替するツール」ではない、というのが再現性のある使い方の前提だと思っている。

Google検索とAI Overviewへの影響

Googleの検索アルゴリズムはAI生成コンテンツの品質評価を継続的に強化している。

AI生成であることを隠すのではなく、一次情報・体験談・具体的なデータを加えて差別化することが、検索上位に残り続けるための実務的な方向性だ。

Gemini 3.5 Flashは草案生成・リサーチ補助・構成案生成に使い、独自の知見と組み合わせることで品質を担保するのが現実的な運用法となる。

Gemma 4 12Bとローカル活用(2026-06-30)

2026年6月30日にGemma 4 12Bが公開された。

Googleが提供するオープンモデルで、ローカルPCやオンプレミス環境で動かせる。

APIコストが発生しないため、機密情報を含む文書処理や開発環境でのプロトタイピングにおいてGemini APIとの使い分けが有効だ。

よくある質問

Q1. Gemini 3.5 Flashは無料で使えますか?

Google AI StudioのFlash・Flash-Liteモデルは引き続き無料枠が提供されている。

ただし2026年4月1日以降Proモデルは無料枠から除外された。

無料枠のレート制限・上限は変更される可能性があるため、商業利用では公式ドキュメントで最新の制限を確認し、有料プランへの移行も検討することを推奨する。

Q2. Gemini 3.5 FlashとGemini 2.5 Flashはどちらが安いですか?

料金はGemini 2.5 Flashの方が大幅に安い(入力$0.30/出力$2.50 vs 3.5 Flashの入力$1.50/出力$9.00)。

大量バッチ処理やシンプルな定型タスクにはGemini 2.5 Flashの方が経済的だ。

品質・精度・エージェント機能(Computer Use)が必要な用途にはGemini 3.5 Flashを選択することになる。

Q3. Computer Use Toolはどう使い始めればよいですか?

2026年6月24日公開のパブリックプレビューに参加する形で試せる。

Google AI Studio経由またはAPIから利用可能で、具体的な手順は公式のComputer Use Toolドキュメントに記載されている。

プレビュー段階のため、まずサンドボックス環境での検証から始めることを推奨する。

Q4. APIキーはどこで発行できますか?

Google AI Studio(aistudio.google.com)のメニューから発行できる。

Googleアカウントがあれば無料で取得できる。

発行したキーは環境変数やシークレットマネージャーで管理し、コードやリポジトリに直接記述しないことが安全運用の基本だ。

Q5. Batch APIとリアルタイムAPIの使い分けは?

Batch APIはリアルタイム応答が不要な大量処理向けで、料金が50%削減される(入力$0.75/出力$4.50/1M)。

レスポンスが非同期で返ってくるため、ユーザーが即座に結果を待つチャットやリアルタイム処理には向かない。

定期バッチ・一括ドキュメント処理・夜間の大量生成ジョブにBatch APIを使い、インタラクティブな用途にはリアルタイムAPIを使う、という使い分けが基本だ。

Q6. Gemini 3.5 FlashはNotebookLMと別物ですか?

別物だ。

NotebookLMはGeminiモデルを搭載した「ドキュメント管理・リサーチ支援アプリ」であり、Gemini 3.5 Flashはその背後で動くモデルのひとつだ。

NotebookLMは2026年6月8日のアップデートでGemini 3.5搭載・エージェント型リサーチに対応した。

APIを使って独自システムを構築したい場合はGemini APIを直接使い、ドキュメントのリサーチ支援にはNotebookLMを使う、という使い分けが直感的だ。

Q7. Gemma 4 12BとGemini 3.5 Flashの違いは何ですか?

Gemma 4 12Bはローカルで動かせるオープンモデル、Gemini 3.5 FlashはGoogleのクラウドAPIで提供されるクローズドモデルだ。

Gemmaはダウンロードして自分のマシンやサーバーで実行でき、APIコストがかからない。

一方でGemini 3.5 Flashはクラウドスケールの計算資源を使うため、一般的に品質・速度面でGemmaを上回る。

機密情報の扱いやオフライン環境での利用にはGemma、高品質なAPI統合にはGemini 3.5 Flashを選ぶ判断になる。

Q8. Proモデルが必要な場面はありますか?

非常に複雑な推論・高度なコード生成・精度が品質の直接決定因となる業務では、Gemini 3.1 Pro PreviewやGemini 2.5 Proを検討する価値がある。

ただし2026年4月1日以降Proモデルは無料枠外となり、料金も高い。

まずGemini 3.5 Flashで目標品質が出るか検証し、不足する場合のみProへ移行するという段階的なアプローチが費用対効果の観点で合理的だ。

用語集

用語 説明
GA(General Availability) 正式リリース。プレビュー・ベータを経て商用利用可能な安定版として公開された状態
コンテキストウィンドウ モデルが一度に処理できるトークン(単語・文字の単位)の最大量。大きいほど長文を一括処理できる
トークン テキストを処理する最小単位。日本語では1文字がおおよそ1〜2トークンに相当するが言語・文字種によって異なる
マルチモーダル テキスト・画像・音声・動画など複数の種類のデータを統合的に処理できること
Batch API 非同期でまとめて処理するAPI。リアルタイム応答は不要だが料金が削減される
Thinking(思考モード) モデルが回答前にステップバイステップで推論するモード。複雑なタスクの精度向上に寄与する
Computer Use Tool AIがPCの画面を認識しマウス・キーボード操作をAPIから制御できる機能。RPA的な自動化が可能になる
ハルシネーション AIが事実と異なる情報を自信ある口調で生成してしまう現象。ファクトチェックが必要な理由のひとつ
Gemma Googleが公開するオープンモデルシリーズ。ローカル環境での実行が可能でAPIコストが不要
NotebookLM Googleのドキュメント管理・AI リサーチ支援アプリ。Geminiモデルを搭載し複数ドキュメントを横断的に調査できる
システムプロンプト モデルの動作・役割・制約を事前に定義する指示文。ユーザーの質問とは別にモデルに渡される
グラウンディング AIの出力を外部データ(検索結果・ドキュメント)に基づかせることでハルシネーションを抑制する手法

まとめ

Gemini 3.5 Flashは2026年5月19日にGAとなったGoogleの現行Flashシリーズ主力モデルだ。

マルチモーダル処理・Thinkingモード・Computer Use Tool(プレビュー)を備え、速度と品質のバランスが取れた実用的なモデルとして位置づけられている。

料金は入力$1.50/出力$9.00(1Mトークン)で、Batch APIを使えば50%削減できる。

大量処理やコスト重視のシンプルタスクにはGemini 2.5 Flash・3.1 Flash-Liteとの使い分けが経済的だ。

活用のポイントをまとめると:

  • Google AI Studioで無料・ノーコードから試験利用できる
  • APIキーはAI Studioで即発行可能・Python SDKとRESTどちらでも呼び出せる
  • Batch APIで料金を半分にできる(非同期処理が前提)
  • Computer Use Toolはプレビュー段階・本番前に十分検証する
  • Proモデルは2026年4月〜無料枠外・Flash/Flash-Liteは引き続き無料枠あり
  • ハルシネーション対策とプロンプト設計は品質の前提条件

Gemini 3.5 FlashとGemini Omni Flash Preview(2026-06-30公開)の並走が始まり、GoogleのAI API環境はさらに急速に進化している。

用途別のモデル選択と定期的な料金・機能チェックを習慣にしながら運用していくことが重要だ。

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※本記事は2026年6月時点の公開情報をもとにしています。

料金・機能・仕様は変更される場合があります。

最新情報はGoogle公式でご確認ください。


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この記事を書いた人

株式会社S.Line 代表取締役。偏差値39から起業し、AIとSNSの活用で「普通の人」が成果を出す方法を発信。SNS総フォロワー17万人超。

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