Geminiのカスタマイズの使い方|スキルと接続アプリの設定と提供条件

Geminiのカスタマイズの使い方|スキルと接続アプリの設定と提供条件
📅 公開日: 2026年10月23日🔄 最終更新: 2026年10月31日

Geminiのカスタマイズは、アプリの左メニューにある「カスタマイズ」(英語表記はCustomize)から開き、スキルと接続アプリを1か所で設定する機能です。

スキルは、繰り返す作業、口調、回答の形式をあらかじめ指示として保存しておく仕組みで、接続アプリは、40以上の外部サービスとGoogleアプリをGeminiにつなぐ仕組みです。

Google Workspace Updatesの2026年10月21日付の記事によると、Workspaceの利用ドメインでは2026年10月13日から段階的に提供が始まります。機能が表示されるまでは最大15日かかります。

注意点は2つです。接続アプリの多くは、現時点では主に米国の英語環境向けと書かれています。また、公式ページの記載は2026年10月22日に確認したもので、提供状況は変わる可能性があります。

この記事では、開き方、スキルの作り方と仮の例、接続アプリの追加、提供条件、Gemとの違いを順に整理します。

目次

Geminiのカスタマイズとは何か

LINEでインスタ大学の受取案内を見る

InstagramやSNS運用を学びたい方へ。LINEでインスタ大学の一般教材の受取案内を確認できます。

LINEでインスタ大学の受取案内を見る

Geminiのカスタマイズとは、Geminiアプリの左メニューから開く設定の入口で、スキル(繰り返し作業や口調、回答の形式を固定する指示)と接続アプリ(外部サービスやGoogleアプリとの連携)をまとめて追加・管理できる画面です。

公式の発表は、これをGeminiの反応のしかたと、ツールとのつながり方を整える一元的なハブと説明しています(出典は冒頭に示した発表記事)。

日本語のヘルプ(Gemini とのチャット エクスペリエンスをカスタマイズする)では、画面名は「カスタマイズ」、中のタブは「発見」「コネクタ」「スキル」と表記されています。

接続アプリは、日本語ヘルプでは「アプリ連携」と呼ばれています。

タブ(英語表記) 表示される内容
発見(Discover) 追加できるスキルや接続アプリのおすすめ
コネクタ(Connectors) すでに接続したアプリと、接続できるその他のアプリ
スキル(Skills) すでに追加したスキルと、利用できるその他のスキル

カスタマイズの開き方

カスタマイズを開く操作とは、パソコンではGeminiのサイドバーで「カスタマイズ」を選び、スマートフォンでは上部のメニューから「カスタマイズ」をタップする操作です。

手順はスキルの作成と管理のヘルプに沿って、次のとおりです。

  1. パソコンでは、gemini.google.comを開くか、Macではアプリを開きます。
  2. サイドバーで「カスタマイズ」を選びます。
  3. 見当たらないときは、先に「その他」を選びます。
  4. スマートフォンでは、Geminiモバイルアプリを開き、上部のメニューアイコンから「カスタマイズ」をタップします。
  5. 上部のタブで「スキル」または「コネクタ」を選びます。

スマートフォンの「カスタマイズ」は、見当たらないときにその他のアイコンを先に押す点がパソコンと同じです。モバイルアプリ全般の使い方はGeminiスマホアプリの使い方にまとめています。

スキルの作り方と使い方

Geminiのスキルとは、チャットやタスクで繰り返し使えるカスタム指示を保存したもので、関連するときにGeminiが自動で使うか、利用者が呼び出して指定します。

公式ヘルプによると、スキルの作成と利用には、18歳以上であること、Geminiアプリにログインしていること、「アクティビティの保存」がオンであることが必要です。スキルを使えるのは、現時点ではGeminiモバイルアプリ、MacのGeminiアプリ、gemini.google.comのウェブアプリと書かれています。作り方は4通りあります。

作り方 操作の入口 向いている場面
Geminiと一緒に作る スキルのページの作成メニューから、Geminiと作る方法(英語表記はCreate with Gemini)を選ぶ 指示の書き方に迷うとき。チャットの案内に沿って作る
用意されたテンプレートを編集する おすすめ(英語表記はRecommended)のテンプレートを選び、名前・説明・指示を直す 似た用途の見本から始めたいとき
空のテンプレートで作る 作成メニューから手動の作成を選び、名前・説明・指示を入力 自分で全部決めたいとき
ファイルやフォルダをアップロードする 作成メニューからアップロードを選び、SKILL.mdを含むファイルやフォルダを選ぶ(この方法はウェブ版のgemini.google.comのみ対応) すでにSKILL.md形式の指示を持っているとき

チャットで「次の指示でスキルを作って」と頼んで作ることもできます。使うときは、チャット欄で「/」(更新後のショートカットでは「@」)を入力してスキルを選ぶか、関連するときにGeminiが自動で使うのに任せます。1つの作業に複数のスキルを組み合わせることもできます。

管理は「カスタマイズ」の「スキル」のページで行います。自動で使われたくないスキルは、スキルを開き、その他メニューから無効化(英語表記はDeactivate)を選びます。チャットの中からは、有効化、無効化、削除はできません。

削除したスキルは元に戻せません。スキルのファイルを更新するには、参照ファイルを含めてスキル全体をもう一度アップロードします。

アップロードするときの名前は、小文字とハイフンで書く決まりで、インターネットへのアクセスが必要なスクリプトは現時点で使えないと書かれています。

仮の例:口調と回答の形式を固定するスキル

口調を固定するスキルとは、文体や回答の並べ方をスキルの指示に書いておき、毎回チャットで書き直さずに同じ形で返してもらうための設定です。

次は、取引先への返信文を整える場面を想定した仮の例です。実在の業務や顧客の話ではなく、スキルの「名前」「説明」「指示」の3欄に何を書くかを示すための例です。

欄 仮の例の入力内容
名前 polite-reply-format(小文字とハイフンで書く)
説明 取引先への返信文を、丁寧な敬体と決まった順序で整える
指示 敬体で書く。最初の1文で結論を伝える。次に理由、最後に依頼事項を書く。専門用語は初めて出るときに短い説明を添える。断定できない内容は推測と明記する
呼び出し方 チャット欄で「/」を入力して「polite-reply-format」を選び、返信したいメールの本文を貼る

このように「何をするか」を説明欄に、「どう書くか」を指示欄に分けて書いておくと、あとから直すときに、どちらを直すのかが分かりやすくなります。

指示を直したいときは、スキルのページで「説明」「指示」の欄を直接書き換えるか、その他メニューの「Edit with Gemini」から会話で直せます。口調を変えたい場合も、チャットで毎回頼むのではなく、この指示の1行を書き換えます。

接続アプリの追加と外し方

接続アプリとは、GmailやGoogleカレンダーなどのGoogleアプリや外部サービスをGeminiにつなぎ、Geminiがそのアプリの内容を使って依頼に応えられるようにする仕組みです。

公式の発表では、追加できるのは40以上の外部サービスとGoogleアプリで、どのアプリをつなぐかは利用者が選び、許可はいつでも確認でき、いつでも解除できると説明されています。追加の手順はカスタマイズのヘルプにあります。

  1. 「カスタマイズ」を開き、「発見」タブで追加したいアプリを探します。
  2. 上部の「検索」で名前から探すこともできます。
  3. 追加のアイコンを選びます。
  4. 追加したアプリは「コネクタ」タブに並び、そこから詳細を確認できます。

使うときは、アプリ連携のヘルプによると、質問を入力するときに「@」でアプリを指定できます。指定しなくても、使えるアプリがあればGeminiが自動で使います。

接続を解除するときは、「コネクタ」のページで対象のアプリを探し、その他のアイコンから「接続を解除」を選びます。同じヘルプには、「アクティビティの保存」がオフだと、gemini.google.comやiOSではアプリ連携を使えない旨もあります。

地域の条件は大きな制約です。公式の発表には、接続アプリの多くは現在、米国の英語環境で使え、一部は他の英語圏、ブラジル、インドで使えると書かれています。日本で使えるアプリが何かは、この発表だけでは分かりません。表示されるアプリは地域、言語、デバイスで変わるとヘルプにもあるため、自分のアカウントの「コネクタ」タブに出るアプリを実際に見て判断してください。

提供条件と開始日(2026年10月22日確認)

Geminiのカスタマイズの提供条件とは、対象アカウント、使える画面、開始日、接続アプリの地域、年齢などの公式の記載を指し、2026年10月22日時点では次の表のとおりです。

次の表は、Workspace Updatesの発表、カスタマイズのヘルプ、スキルのヘルプの記載を、項目ごとに並べたものです。

項目 公式の記載 出典
対象のアカウント すべてのユーザー層。Google Workspaceの顧客、Workspace個人向け契約者、個人のGoogleアカウント 発表
使える画面 ウェブ、モバイル、WindowsとmacOSのGeminiデスクトップアプリで順次 発表
開始日と反映 RapidとScheduled Releaseのドメインで、2026年10月13日から段階的に。機能が見えるまで最大15日 発表
接続アプリの地域 多くは米国の英語環境。一部は他の英語圏、ブラジル、インド 発表
カスタマイズの利用条件 利用可能な言語と地域で、18歳以上のログイン済みユーザー。仕事用アカウントは管理者がGeminiを有効にしている必要がある カスタマイズのヘルプ
スキルの作成条件 18歳以上、ログイン済み、「アクティビティの保存」がオン。使える画面はモバイルアプリ、Macアプリ、ウェブ スキルのヘルプ

画面の記載には食い違いがあります。

発表はデスクトップアプリをWindowsとmacOSと書いていますが、スキルのヘルプはMacのアプリだけを挙げています。

年齢も、後述の移行ガイドはGeminiアプリのスキルを全年齢向けとしていますが、ヘルプは18歳以上としています。

どちらかに決めて断定せず、自分の画面と各ヘルプの最新の表示で確かめるのが安全です。

管理者向けには、接続アプリとサードパーティ連携はAdminコンソールの「アプリ」から「その他のGoogleサービス」の「Gemini」で確認・管理できると、発表に書かれています。

スキル・Gem・接続アプリの違い

スキル、Gem、接続アプリの違いとは、スキルが「再利用できる指示」、Gemが「保存したカスタム指示つきの専用チャット」、接続アプリが「外部アプリとのつながり」という役割の違いです。

Gemの作り方はGeminiのGemの作り方で解説しているため、ここでは違いだけを表にします。出典は、スキルのヘルプ、Gemのヘルプ、Gemの共有のヘルプ、アプリ連携のヘルプです。

比べる点 スキル Gem 接続アプリ
役割 再利用できる指示と追加の文脈。何をどう進めるかを教える カスタム指示を保存して、回答を自分のニーズに合わせる 他のアプリと連携して、依頼を処理する
設定の入口 カスタマイズの「スキル」 サイドバーの「Gem」から「Gemを作成」 カスタマイズの「発見」「コネクタ」
使い方 「/」で指定、または関連するとき自動 チャットでGemを選んで使う 「@」で指定、または使えるときに自動
共有と管理 共有機能は、公式が「今後数週間で導入」と予告 共有でき、閲覧や編集の権限を分けられる。アップロードしたファイルも、アクセスできる全員が閲覧できる 利用者が選んで追加・解除でき、許可は確認できる
今後の扱い Gemを置き換える方針 2027年に置き換えられる予定 今回確認した記載に、変更の予告は見当たらない

スキルの共有は、2026年10月13日の更新記事で「Geminiアプリのスキルを共有する機能とGoogleドライブとの連携を、今後数週間で導入する」と予告されている段階です。チームでスキルを共有したい場合は、この機能の提供開始を別途確認してください。

Gemはスキルに置き換えられる予定

Gemからスキルへの移行とは、Googleが2027年にGemをスキルで置き換える計画で、Geminiアプリに残るGemは自動的に下書きのスキルへ移される予定です。

以上の予定は、Google Workspace管理者ヘルプの移行ガイド(最終更新2026年9月30日)に書かれています。それによると、当面はGemを作成して使い続けられます。主な日程は次のとおりです。

日付 予定されている変化
2026年10月13日 Geminiアプリでスキルの提供が始まる。この間はGemとスキルの両方を作成して使える
2026年11月17日 GemがGeminiアプリの設定の中へ移る。作成、編集、利用は引き続きできる
2027年3月1日より早くならない時期(ビジネス、エンタープライズ) Gemの作成、編集、利用ができなくなり、残ったGemは下書きのスキルへ自動で移行される
2027年6月1日より早くならない時期(教育機関) 同様にGemが使えなくなり、下書きのスキルへ移行される

今あるGemは、公式の自動移行を待つ方法のほか、手動でスキルとして作り直すこともできると書かれています。また、Geminiアプリのスキルと、Workspaceアプリのスキルは現在は同期されません。

移行ガイドによると、両方で使いたいスキルは、Google Workspace Studioで作り直す必要があります。Workspace側のスキルは、2026年10月13日の更新記事によると提供が少し遅れており、新しい予定は未定です。

カスタマイズが表示されないときの確認

カスタマイズが表示されない原因とは、段階的な提供がまだ届いていない、メニューが「その他」の中にある、年齢・地域・管理者の設定が条件に合っていない、といった公式に書かれた条件のどれかに当てはまる状態です。

確認の順序は、条件の影響が大きい順に並べると次のようになります。

  • 開始日の確認:Workspaceのドメインでは、2026年10月13日から最大15日かけて表示される段階的な提供です。
  • メニューの探し方:サイドバーで見当たらないときは「その他」を先に開きます。
  • アカウントの条件:カスタマイズは18歳以上のログイン済みユーザーが対象で、仕事用アカウントは管理者がGeminiを有効にしている必要があります。
  • スキルの設定条件:「アクティビティの保存」がオンか確認します。
  • 画面の種類:スキルはモバイルアプリ、Macアプリ、ウェブで使えると書かれています。

Geminiの新機能が自分のアカウントでいつ使えるかを調べる一般的な手順は、Geminiの最新情報の確かめ方にまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 日本でも接続アプリを使えますか。
確認した公式の記載からは断定できません。発表では、接続アプリの多くは現在、米国の英語環境で使えると書かれています。日本語のヘルプでは、カスタマイズは「利用可能な言語と地域」で使えると書かれているだけです。自分のアカウントの「コネクタ」タブに出るアプリを見て判断してください。
Q2. 有料のGoogle AIプランがないと、スキルは使えませんか。
スキルのヘルプには、スキルはGoogle AIの購読がなくても使え、チャットで使えると書かれています。プランごとの違いはGoogle AIプランの違いで整理しています。
Q3. 口調を固定したいとき、スキルとGemのどちらを使えばよいですか。
どちらでも指示を保存できますが、Gemは2027年に置き換えられる予定です。これから作るなら、スキルから始めるほうが、のちの作り直しが少なくて済む可能性があります。すでに使っているGemは、当面そのまま使えます。
Q4. スキルを仕事のGoogleドキュメントやGmailでも使えますか。
Geminiアプリのスキルは、Workspaceアプリのスキルとは別です。公式は両者が現在は同期されないと説明し、Workspace側の提供は遅れていると書いています。使いたい範囲が決まっているなら、どちらのスキルが対象か、管理者に確認してください。
Q5. 接続アプリを追加すると、Geminiはすべてのデータを読めますか。
公式は、どのアプリをつなぐかは利用者が選び、許可はいつでも確認でき、解除もできると説明しています。各アプリが読める範囲や扱いは、アプリごとの詳細ページで確かめてください。

まとめ

Geminiのカスタマイズは、左メニューの「カスタマイズ」から、スキルと接続アプリを1か所で設定する機能です。口調や回答の形式を固定したいときは、スキルの名前・説明・指示を書いて、「/」で呼び出します。

接続アプリは、40以上のサービスを選んで追加できますが、多くは主に米国の英語環境向けです。Gemは2027年にスキルへ置き換えられる予定のため、これから作る指示はスキルで始めるのが無難です。

表示されないときは、段階的な提供がまだ届いていないのか、年齢や管理者の設定が条件に合っているのかを順に見てください。確認日は2026年10月22日で、公式の記載は更新される可能性があります。

このサイトは株式会社S.Lineが運営しています。記事内の店舗予約・LINE登録・講座の案内には、当社または当社が集客を担当するサービスの広告(PR)が含まれます。
本記事は公式情報・専門メディアを参考に執筆しています。最新の正確な情報は引用元の公式ページをご確認ください。

この記事を書いた人

株式会社S.Line 代表取締役。偏差値39から起業し、AIとSNSの活用で「普通の人」が成果を出す方法を発信。

目次